中高年の方が単に若い時代を懐かしむだけでなく、
10代、20代の若者も30年代のレトロな生活スタイルに
注目しています。
30年代には、日本のシンプルライフを考える
アイデアが多くつまっています。
昭和30年代とは、1955〜64年の時代です。
第二次世界大戦後10〜20年経った頃が30年代になります。
映画「オールウェイズ〜三丁目の夕日」や
アニメ『となりのトトロ』に描かれた、
サツキとメイの子供時代が30年代です。
第二次世界大戦後10〜20年経った30年代は、
戦後の混乱と復興も一段落し、
日本はようやく落ち着きを取り戻した時代でもあります。
日本人は、アメリカのライフスタイルの影響を受け始め、
次々に現れる家電や新しい流行に、胸を躍らせ、
活気に満ちていた時代です。
しかし、現代とは異なりまだまだ自然環境は豊かで、
人々の暮らしぶりは、今に比べてゆったりとしたものでした。
30年代の1955〜64年の時代といえば、半世紀近く前に
なりますが、すでに当時テレビや冷蔵庫、洗濯機も
ありました。
30年代は、現在の私たちのライフスタイルの基本ができあがった
時代といえるかもしれません。
しかし、30年代当時の家電の普及率は
決して今ほど高くはありませんでした。
30年代の冷蔵庫は電気式よりも、
氷を使って冷やす「氷冷却方式」(アイスボックス)の
タイプがメインでした。
また、スイカは、縄で縛って井戸の中に吊るし、
ビールは桶やタライに水を張って冷やす光景が日常的に
見られました。
また、タライは、洗濯や行水にも利用する、
30年代の日本人には欠かせないアイテム、雑貨の一つでした。
30年代には、電気釜もガスコンロも利用されていましたが、
ファストフードというものはまだなく、
インスタント食品もほとんどありませんでした。
30年代は、「オールウェイズ〜三丁目の夕日」にも
描かれるなど、レトロブームの舞台となった時代ですが、
1958年の8月25日に
日清のチキンラーメンは発売されました。
チキンラーメンは、日清の創業者の安藤百福(あんどうももふく)が
開発した世界初のインスタントめんです。
このようなことから、30年代の日本人の食事は、
低脂肪の和食がが主で生活習慣病や肥満とも無縁の
ライフスタイルを送っていました。
また、30年代初頭は、テレビが家におかれていない場合が
普通でした。なので、ない家庭の者は、
テレビのある家で見せてもらったり、
食堂やお店などで人々が群がって視聴しました。
モノがないかわりに、病気もなく、その代わり、
隣近所との付き合いは深く、人情味がある時代が
30年代の日本人のライフスタイルです。
そして、そのようなものへの憧れが、30年代の
昭和レトロブームの奥底にあるのかもしれません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080318-00000001-bcn-sci




